天宮です。
楽天市場の3980円以上で送料無料は
公正取引委員会が独占禁止法違反の疑いで
調査する結果となったが、
「送料無料」を「送料込み」とする
まるで言葉遊びでもしているかのような
解決策でゴリ押しする楽天。
いま対策に乗り出さないと手遅れになる！
アマゾンに負けている理由は送料だと
考えているみたいだが、
本当にそうなのか？
実際にアマゾンや楽天で出店している
商売人ならチャウチャウって言うでしょう。
まず、問題としている送料についてだが
アマゾンが送料無料としているのは
2000円以上でFBA販売の商品
（プライム会員の場合は2000円未満も送料無料）
出品者としてはFBAを利用することで
全国一律の配送費用となるから
送料分を加味した販売価格にできる。
今回楽天がやろうとしているのは、
アマゾン出品者に対して
「自己配送の販売も2000円以上は送料無料にしなさい」
と言うようなものだろう。
そんなこと言われると
自社から一番遠いエリアの送料を基準で
売れもしない高値で値付けをしなければならない、
それはムリって話です。
楽天市場がアマゾンFBAレベルのサービスを
出店者側に提供できていたら
今回のような問題にはならなかっただろう、
もちろん楽天も物流に手を掛けているが
「楽天スーパーロジスティクス」
https://event.rakuten.co.jp/asuraku/rsl/campaign/
上記サイトの対象ショップ一覧を確認しても
実際に利用しているショップ数が少ない。
アマゾンなら副業レベルの個人でも
その多くがFBAを利用しているのに対して
対照的なカタチとなっています。
なぜ、出店者の多くが
楽天スーパーロジスティクスを
利用したくなるような環境作りに
チカラを入れないのだろうか？
中途半端な利用状況のロジスティクスを
運営することの方がムダな気がしますね、
どうせやるなら全店舗が利用したくなるような
料金と配送レベルを達成し、
さらに突き抜けてアマゾン・ヤフーの
出品者たちにも利用されるような
ロジスティクスにしてくれたらオモシロイのにな。
ま、今回の送料無料の件よりも
楽天市場は商品検索のし難さが一番の問題では？
プロモーション広告を出品者に出させて
広告収益を伸ばすというのは、
プラットフォーマーは利益を得るが、
購入者はロクでもない広告ばかりで
商品が探せないという不利益を被る。
この点に関しては
最近のアマゾンも目に余るものがあり
商品を検索し難いですね。
このへんにチャンスの芽があるように
個人的には考えてるんだけどな～
今後は、
広告収益を重視するのか
ユーザーの利便性を重視するのか
どちらを選択した方が結果的にシェアを獲得し
業績を伸ばせるのか気になるところです。
