情報発信でよく耳にするフレーズだが、「あとがき」がすべてを物語っている






天宮です。



先日読んだコチラの本

魚を与えるのではなく、サカナの釣り方を教えよう





ネットビジネス系の情報発信者が
よく使うフレーズであり、

今さら耳タコてきなタイトルですね。



本の内容は、

アレっ、あの本に書いてあったような…

という文章が続きますけど、



この本のあとがきには、

・寄せ集めの成功法則である

・世の中に真のオリジナルは存在するのか?

・オリジナルでなければならない理由はない

・アイデアは「既知」と「未知」の融合から生まれる

このようなことが書いてあります。



自分が情報を発信する側として考えると
このあとがきこそ最も重要なことを示していて


単なるパクリ(真似)になるのか
オリジナルとして認められるのか


とても難しい課題にトライしているようにも思えます。




「魚を与えるのではなく、サカナの釣り方を教えよう」
という本に関しては、

どこかで読んだ文章が多用されているが
それらを分かりやすく一つの本として
まとめているという点に
オリジナルとしての価値があると感じます。



これは、ネットビジネス系の教材などでも
似たような事例があり、

評判の良い教材を購入してみたら、

内容はどこかで目にしたようなものだが
まとめ方が上手い、見せ方(演出)が上手い

こんな感じで人気教材になっている
というケースもあります。




「無」からオリジナルを生み出すことが
難しい理由の一つとして、

良い情報を発信する人ほど学びに貪欲である

ということが言えると思います。



多くの本を読み、
膨大な知識をインプットしているがゆえに

自分が発信する内容というのは、
それらの知識を得たうえでの言葉となる。



いっさいの情報をインプットせず
自分が「無」から生み出した言葉は
オリジナルにはなるだろうが、

はたしてその言葉にどれほどの価値を
持たせることが出来るか…


インプットなくして価値ある言葉を
生み出せるとしたら、
その人は並外れた思考の持ち主ですね。




私みたいな普通の人は、
インプットをいかに咀嚼してオリジナルにするか

ということにチカラを入れた方が良さそうです。




あ、この本は子どもに読んで欲しい1冊です。


中学生~大学生の間に読んでおくと
非常に役立つように思いますが、

自分がその年齢だった頃に
親からこの本を渡されたとしても
はたして素直に読んだだろうか…


読むべき時期と、反抗期・思春期が
かさなるとムズカシイかもね。


社会人の扉を開き、
社会の厳しさを知ってからの方が
素直に読めるかも知れません。