インプット・アウトプットを意識しすぎてプロセスとパーパスがおざなりになっていないか




天宮です。



Amazonビジネス実用本ランキングで
ベストセラー1位となっていた
コチラの本を読んでみました。

学びを結果に変えるアウトプット大全


レビューの数が凄いなと思ったら
案の定キャンペーンとか活用してたみたい。


最近のネットに強い著者さんたちは
そのへん抜かりない感じですね。



この本では、インプット3割に対して
アウトプットを7割にするように書かれています。


インプットはただの自己満足であり、
自己成長はアウトプットの量に比例すると。



全編を通して読んでいくと、

あれ、どこかで目にしたような……

という場面が多々出てきます。


おそらく、このジャンルの本を
多く読んでいる人ほど感じるはず。



しかし、自分が過去に読んだことある
文章の寄せ集めだったとしても、

自分でこのような本を書けるかというと
ムズカシイでしょう。



それはなぜかというと、

本を書く(どこかで発表する)という
ゴール・目的を設定して
インプットをしていないからです。




P162、説得力を圧倒的に高める引用マジック

P174、企画になりそうなネタを日頃からキャッチ


このへんの項がタネ明かしになりそうだが
著者さんは1年以上かけてネタ集めをしているそうです。


アウトプット大全という本を書くために
時間を掛けて使えそうなネタを
ストックしていくわけですね。





インプットばかりしてるから
もっとアウトプットしなきゃ!

という感じでブログやメルマガを書く。



これは多くの人が経験ありますよね?

しかし、なかなか継続できないという……




なぜかなと考えてみると、

明確な目的が無いからかなと感じます。



パーパス(行動の理由となる目的)
 ↓
インプット(入力)
 ↓
プロセス(処理)
 ↓
アウトプット(出力)
 ↓
ゴール(目的の達成)



例えばこのような流れで考えた場合に


漠然とインプットを続けるのと
目的をもってインプットするのでは
違いが出ます。




さらに、情報発信で多く見られるのが

インプット(読む)
 ↓
プロセス(リライト)
 ↓
アウトプット(書く)

このパターンですね。

ヒドイのになるとリライトすらなく
ほぼコピペだったり……




自分が得た知識について
どう処理をしていくのか、

このプロセスの過程が
とても重要だと考えます。


プロセスの幅を広げるために
インプットするとも言えるかな。


単純にアウトプット(記事を書く)時間を
決めて作業に取り掛かったとしても
上手く行かないんですよね。


文章を書くというのは、
どうしても慣れが必要です。



サラサラと書ける人は、
プロセスという作業をある程度こなして
一気にアウトプットするから早く書ける

書くべきネタに対する見出しを決めてから
肉付け作業のような仕上げをする。



いっこうに筆が進まないって人は
プロセスからアウトプットを
一気に片付けようとしすぎです。


そういうやり方でサラッと書けちゃう人は
アタマの処理能力が高い一部の人たちだけ。



記事が書けないよ~って人ほど

作業を分けて順番に進めてみましょう。




その記事で伝えたいこと(目的)はなに?

伝えるための情報(インプット)は足りてる?

自分の言葉に処理(プロセス)できてる?

準備OKなら書いてみよう(アウトプット)




ということで、
せっかくアウトプット大全を読んだから

アウトプットに関連するネタを
自分なりの記事にしてみました。


ま、どこかで目にしたような内容が多い
本だとしても復習てき意味でサラッと
読んでみるのもアリかと思います。
(なんども読み返したくなるような本じゃないけど)



P78、強い絆の15人と濃い関係を作る

この項は確かにそういう感じがするし、
SNSに振り回されてる人たちは要チェック

ちなみに、この項で書かれていた
人間関係の8つのタイプというのも
他書からの引用でした。




アウトプットへ向けてのプロセス
という視点で言うと、

「超」整理法―情報検索と発想の新システム



この本で書かれている時間軸を基準とした
押し出しファイリング方式は

大量な情報の整理に悩んでいる人には
あらたな発見をもたらすと思いますよ。